学びの秋。実りの秋。そして陰ヨガの秋!
ジョー・バーネット先生をお迎えしての、日本初の「30時間陰ヨガ指導者養成」コースが
11/5(水)~11/9(日)の5日間、スタジオメレリエ様のご協力のもと開催されました。
窓から隅田川を臨める、アットホームな雰囲気の中での学びの30時間を、かいつまんでご紹介します。
☆☆
生理解剖学への造詣が深いジョー先生。
旅先での唯一の友達(?!)である、スケルトンのノーム君と、
肩甲骨・大腿骨等の骨のサンプル等を多用して、1つ1つのポーズや動きをする際に、
骨がどう動いているのか、どこに伸展があるのか、どこに圧迫が生まれるのかなど、細かく見ていきます。
ジョー先生の師匠であるポール・グリリー先生が、
「骨の形、関節の形、大きさや可動域は、1人として同じ人はいません。また、左右がまったく同じという人もいません。」
と仰る通り、自分のからだの個性を認める勇気と
他人のからだの個性を受け入れる寛容さを教えてもらいました。
興味深かったのは、「過伸展(ハイパーエクステンション)」の定義について。
180度以上、腕や足が曲がる人を、「過伸展」と診断したがる指導者が多いですが、
「過伸展とは、骨格の可動域を超えて伸展させようとすることで、
可動域の範囲内で180度以上を超えていても、それは真の意味での過伸展ではありません!
形ではなく働きが本質です」とジョー先生。
「たとえば、オリンピックのメダル級体操選手などは全員が「過伸展」に見えますよね。
彼らは骨格上もたらされるクッション性を生かして、
すごい演技ができます。」 というユーモア溢れるお話しも。
既成観念に常にチャレンジするのが陰ヨガと言わんばかりに、
興味深いお話しや知識をたくさんシェアしてくださいました。
☆☆
TT最中は、実践・体感の時間も多くありました。
その中で紹介されたシークエンスをひとつだけご紹介します。
Yingシークエンス1
1. Half butterflyハーフバタフライ
2. Savasana シャバーサナ/別名リバウンド(余韻)・ペンタクル(星形六角形)
3. Twist rootsツイストルーツ
4. Savasanaシャバーサナ(リバウンド、ペンタクル)
5. Caterpillarキャタピラ(いもむし)またはバタフライ
6. Yang backbend陽バックベンド
*1-4左右繰り返し行う
☆☆
ジョー先生が、素朴な疑問や質問に丁寧に答えて下さったのも、印象的でした。
指導していく上で、何を知識として蓄えていき、何をレッスン中に生徒に伝えるか。
知識にがんじがらめになることなく、生徒の感覚を信じて接すること、
知らないことに対していつも誠実であること、など指導者としての心構えには、
現役インストラクターの皆さんの心にも、深く響いた様子でした。
☆☆
レポートには書ききれないほど、沢山の笑顔と学びに満ちた5日間でした。
ジョー先生、ありがとうございました。
学びの場を一緒に作ってくださった、26名の受講生の皆様さま、ご修了おめでとうございます!
通訳を担当してくださった実紀子先生、ありがとうございました!
そして、5日間という長い間、快適な場をご提供くださったスタジオメレリエ様、
ありがとうございました。
ジョー先生は、11/12~大阪で開催される、同プログラム大阪編へと旅を続けられます。
大阪レポートもお楽しみにどうぞ!