さて、4年ぶりの開催に熱心なヨガインストラクターさんが集まっている
シリーズワークショップ「プロップスを使ってティーチングスキルアップ」 【逆転ポーズ編】
11月27日(水)に開催された第2回目は
「vol.2 明晰でポジティブな思考のための逆転ポーズ」がテーマ。
1)Salamba Sirsasanna(シールシャ・アーサナ/ヘッドスタンド)、
2) Urdhva Dhanurasana(ウールドワ・ダヌラ・アーサナ/バックベンド)
2ポーズへと導くベーシックポーズのシークエンスや実践テクニック、
そして指導のコツについてドミニカ先生に教わりました。
さっそくですが、こちらの問題写真。
一同騒然! ま、まさか、ドミニカ先生に土下座?!
では、もちろんありません。
シールシャ・アーサナでポーズから出るときの「観察ポイント」を
シェアしてもらっているところなのでした。
「首が詰まっていたら休まるわけがありませんよね?」とドミニカ先生。
これはポーズ中のクオリティを、ポーズから出るまでしっかりとキープすることで、
Movement(動き)の終点がAction(働き)の終点ではないことに関係しているようです。
もちろんこうしたActionについてポーズに入る前に、
座位・立位といったベーシックポーズをシークエンスで行なうことで、
ひとつひとつ体に方向性を教えていくのですが、
たとえば・・・
はい、お馴染みのタダ―サナ&ヨガベルトのプラクティスですね。
僧帽筋と肩甲骨は下へ下へと流して、反応として胸郭が上向きに持ち上がるイメージです。
そして、三頭筋をいじめにかかります。
三頭筋に、か・な・り効いてます。
いよいよ脚を持ち上げましょう、となるまでに1時間以上を費やして学びましたが、
脚にも仕事をしてもらえるように、腹筋背筋といったコアへのアプローチも忘れません!
手でカップをつくるときの注意点や、
頭頂の適切なポイントが床に接地しているかの簡単チェック方法
についてもお話しを聞いたうえで、
最初のお写真「ポーズの出かた」へと続いていったのでした。
アライメントに関するペアワークを行なったり、
三頭筋の短さと硬さ、ハムストリングスの短さと硬さに対応する
プロップスを使った適応方法を教えていていただいたのですが、
これらの知識が、もうひとつの学習ポーズ、Urdhva Dhanurasanaに
フルに生かせるように組み立てられているのがこのワークショップのポイント。
※
リラックスムードで終始質問が飛び交ったワークショップでしたが、
最後にひとつだけご紹介したいと思います。
Question: ダヌラ・アーサナで自分の姿が確認できなくて困っています。
どうしたらいいですか?
と質問をくださったKさんのダヌラ・アーサナです↓
背骨が上下に伸ばされて気持ちよさそうです。この質問に対して、
Answer:友だちにみてもらってください(笑)
とドミニカ先生が言うと会場が笑いに揺れ(!)ました。
マジメなAnswerとしては、
「どうしても柔軟な部位で後屈をしがちなので、上下・左右と体重バランスを確認してみましょう。
背骨が気持ちよく伸びたバックベンドは、カウンタポーズの前屈が要らないもの。
まず背骨の伸びが体感できるようになってから、手足を近づけることを考えましょう」
とアドバイスくださったドミニカ先生でした。
※
今回のレポートはこのあたりで。
お集まりいただいた皆さま、
ドミニカ先生率いるSHIZENヨガスタジオのむつこ先生、よしこ先生、通訳の実紀子先生、
そしてスタジオヨギー・TOKYOのスタッフの皆さま、ありがとうございました。
次回はいよいよ最終回!
vol.3 免疫力を高める逆転ポーズというテーマで、
ショルダースタンドにのぞみます。お楽しみにどうぞ。
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