東京のベイサイドエリアを見下ろすガラス張りのスタジオ『Studio Mereliye(スタジオメレリエ)』は、2010年に地域密着型スタジオとしてオープン。朝潮運河のせせらぎや隣接する公園の木々を眺めながら、ヨーガ、ピラティス、ダンスやキックボクシングなど、多彩なプログラムが楽しめる総合スタジオだ。スタジオ名の「mere liye(メレリエ)」とは、ヒンディー語で「私のため」を指す言葉で、「私のためのスタジオ」にして欲しいという思いが込められている。ヨガレッスンは、アシュタンガヨガやパワーヨガなどアクティブなクラス以外に、アロマリラックスや陰ヨガ、産後・マタニティクラスもなど、それぞれのライフスタイルに呼応するプログラムが揃っている。
スタジオの外見とは裏腹に、スタジオ内はアットホームでリラックスできる空間が広がっている。スタジオの統括マスターインストラクターである松田拓磨先生が目指すのは、「ヨーガを通じて体とマインドを整えることが当たり前のことのように、根付くこと」とあり、メレリエでは、レッスンの選び方からプロップスの使い方まで、ヨガビギナーからインストラクターを目指す方まで幅広いメンバーとの密なコミュニケーションを大切にしているという。
「日々のレッスンでは、プロップスを使用することでポーズの目的を変えず、体への負担をなくすことができると伝えている甲斐あってか、最近ではクラスの前にご自分でベルトやボルスターなどをセッティングする生徒さんが増えてきた」と拓磨先生。それぞれが自分らしいヨーガを受け入れて楽しんでいるのは喜ばしい光景だそう。今後は、さらにヨーガを探求したいと考える方々に向けて指導者養成プログラムも充実させていく予定だそう。
全面ガラス張りの開放的なスタジオ内でポーズを決めるのは取材に応じてくれた松田拓磨先生(写真上)。アットホームな雰囲気で生徒とスタッフの距離が近いことも、地元ヨギーに愛される秘訣。