ヴィシュッダチャクラはコミュニケーションを司っています。自分の気持ちを聞いて、それを外にコミュニケートをする力。相手の言葉を聞く力。自分の魂とのコミュニケーションなどを司ります。このチャクラの動きが激しければ、自分の気持ちを聞いてもらうことに必死で、話が止まらなくなったり、逆にこのチャクラのエネルギーが弱ければ、自分の気持ちをうまく周りに伝えることができず、萎縮してしまったりします。
ヴィシュッダチャクラは、喉の真ん中あたりにあります。ウルドゥバムカシュバナサナのポーズで首の前側と後ろ側をバランスよく伸ばすと、ヴィシュッダチャクラのバランスが感じやすくなります。
ヨガの世界では、私たち一人ひとりは、肉体であると同時に、目には見えないエネルギー体(スークシュマ・シャリーラ:微細身)であると考えます。体質や気質などのドーシャによって、チャクラの感じ方は人それぞれですので、チャクラを感じやすい人もいれば、全く感じない人もいます。直接的にチャクラのエネルギーを感じとれなくても大丈夫です。ポーズのアラインメントの崩れやすいところ、呼吸のしづらいところを感じながら、自己批判せずに観察しながらヨガを実践することで、チャクラバランスが調い、心身のバランスも調っていきます。(マック・久美子先生)