vol.2 坂東イッキ先生とヨガベルトの場合。

スカ・アーサナ
Sukhasana
正しい立ち姿勢・座り姿勢はいつの時代もアーサナの基本で、ヨガポーズの究極の形だと言えます。なかでも、案楽座という意味をもつスカ・アーサナは、正しくおこなえば長時間のラクに座ることのできる座法です。今回は、猫背気味で肩が内巻きになっている人でも、ヨガベルトをつかって姿勢を正すことで気持ちよくできるスカ・アーサナをご紹介します。
両肩を正しい位置へと移動させるだけで、両方の肺にゆったりとスペースが与えられ、スムースで深い呼吸ができるようになります。ヴィラ・アーサナやタダ・アーサナでも取り入れられる他、プラナマヤの準備としても有効です。
腰が反りすぎないように注意しましょう。(モデル:cocoさん)
- 右足と左足をお好きな方から交差させて胡坐(あぐら)の姿勢で座ります。
- ヨガベルトをバックルに通して、大きな輪を作ります。(※下記参照)
- できた輪に両手、頭を通して、脇の下あたりまで輪をかぶります。
- かぶった輪の前方の一辺に下から頭を通して、ちょうどベルトを首の後ろの根元(胸椎7番)と、両肩の外側と二の腕の境目にセットします。
- 両脇に垂れ下がったベルトを背中側でクロスさせて、新しくできた小さな輪っかに両手と上からヒジ上部まで深く差し込んでヒジを軽く曲げます。(写真AFTER)
- ヒジを曲げてベルトをしぼることで、肩を後下方向に、胸椎を前方に持ち上げて、上半身を正しい姿勢に矯正することが出来ます。(写真右)
輪の大きさは、ヨガベルトを肩甲骨下にひっかけて両腕を前に伸ばした時にきれいな長方形ができる程度が目安です。
肩の柔軟性によりますが、身長160cm位までの方は2メートルのヨガベルトを最大限に大きく、160cm以上の方や男性は3メートルのロングタイプを使って、無理がないように必ずゆるめからはじめてください。
INFO

ヴァイクンタ・ヨガ創始者。インド・リシュケシの高名なヨギ、ルドラ氏に師事しアイアンガ-ヨガシステムを学んだのち、アライメントを基盤としたアーサナの在り方の発展系として自らのスタイル「ヴァイクンタ・ヨガ」を体系化。沖縄、広島、兵庫でヨガスタジオを運営する他、国内外を旅しながらワークショップやリトリート、指導者養成講座の指導にあたっている。【予防医療としての新しいヨーガの形】をコンセプトとしたヴァイクンタ・ヨガは、その「高い効果と安全性」から新しい時代の予防医療としても注目されている。
ヴァイクンタ・ヨガ
ヴァイクンタ・ヨガでは、講師育成講座やWSはもちろん、日頃のレッスンでもヨガベルトをよく使用します。私の指導スタイルにとって不可欠なアイテムです!
VAIKUNTHA YOGA CENTER / 沖縄本店
沖縄県那覇市久茂地3-5-13 シティスペースビル4F >> map
TEL:098-861-1988
「毎日の歯磨きのように現代生活にヨーガを取り入れてもらいたい」そんな坂東イッキ氏の願いから考案された沖縄生まれの新しいスタイルのヴァイクンタ・ヨガは、現代日本人のココロとカラダのバランスを促す50のヨガポーズからなるシークエンスを、ブロックやベルトなどのプロップスを使って行う。ヴァイクンタ・ヨガ直営店 (沖縄・広島)の他、全国15以上のスタジオでレッスンが受けられます。詳しくは >> http://vaikuntha.jp/