vol.3 ハイダー・アリ先生とヨガベルトの場合。

ヨガベルト・ヨガブロックでできる10のポーズ。

セツ・バンダ・サルヴァンガーサナ

Setu Bandha Sarvangasana

ヨーガのレッスンで「バックベンド ― 後屈」と聞くだけで、なんとなく身構えてしまうということはありませんか。前屈なら抵抗なくトライできるのに、後屈となると「怖い」というイメージを抱いてしまう方にお勧めしたい入門ポーズが、セツ・バンダ・シャラヴァンガーサナ(橋のポーズ)です。

後屈のポーズで気持ちよく伸ばされるのは、身体の背面ではなく前面だとハイダー先生は言います。足裏の3点(かかと中央・親指付け根・小指付け根)で均等にヨガマットを捕えて、脚を遠くまで、まっすぐに伸びる橋のように、前方へと送り出すことができれば、背骨が解放され、内臓をゆったりと寛がせるリラックスポーズ。ハイダー先生に教わるヨガベルトを使ったバリエーションでリラックスのコツをつかみましょう。

  1. 床の上に仰向けに寝転びます。両足を曲げ、両手で両かかとをつかみます。
    (壁を使える場合は、つま先をまっすぐにして壁につけます)
  2. 腰幅の大きさの輪っかにしたヨガベルト、膝の上まで通します。これにより脚と膝と股間節が一直線になります。
  3. 息を吐いて、足の裏で床を押し、尾骨を引き上げ、胸を開きます。
    両手は腰の下で組み、腕を伸ばします。膝と腰は力ませないようにリラックスします。
  4. あごを胸の方へと近づけます。この時、首を左右に動かさないように注意します。
  5. このまま呼吸を意識して、ポーズを1~3分キープします。
    ポーズから出る時は、息を吐ききって、背骨をゆっくりとやさしく床へと近づけます。そしてベルトを外します。
  6. シャヴァーサナに入りましょう。30秒間、目を閉じて身体と呼吸を感じます。

シャヴァーサナで十分休息した後、両腕で両膝をかかえて腰を伸ばしてもよいでしょう。/ 首、椎間板ヘルニアがある方にはこのポーズは不向きです。/ 首の後ろ側に違和感がある方は、肩のラインと水平にヨガブランケットを敷いてもよいでしょう。

セツ・バンダ・サルヴァンガーサナ
セツ・バンダ・サルヴァンガーサナ

開いてしまう脚・膝・股間節が一直線に並ぶよう保ちます。つま先も真正面に向いています(モデル:Nozomiさん)

INFO

ハイダー・アリイラクのバグダッド出身。大阪スピリットヨガディレクター。
ハイダーは、生徒の身体面、精神面、感情面をサポートし、また生徒が自分自身をさらに深く掘り下げて理解を深めていきながら、スピリットを目覚めさせていく手助けをすることに大きな喜びを感じてきました。生徒さんがレッスンから得た知識や経験をスタジオの外へ持ち帰り、日常生活に取り入れながら、体と精神を健康的な状態へと改善し、充実感や喜びを人生にもたらしていってほしいと願っています。
アイアンガーヨガをベースにしたフリースタイルヨガ
スピリット・ヨガでは、指導者養成講座はもちろん、ワークショップやリトリート、また通常レッスンでも日常的にヨガベルトを使用しています。
Spirit Yoga Studio/International Yoga School

大阪府大阪市北区天神橋3-10-17ビガーポリス119 天神橋松村ビル5F・6F >> map
TEL:06-6881-3317
Spirit Yoga大阪に日本と世界のハイレベルなヨガ講師を迎えたいという想いから、ディレクターのハイダー・アリにより2007年7月にオープンしたスピリット・ヨガ。 健康と幸せを得られる場所。感情や精神の気づきを深めることができる平和で協力的な場所。そんなスタジオでありたいとスピリットヨガスタジオは考えます。ヨガの精神(Spirit of Yoga)を通して楽しく幸せな空間作りを続けていきます。詳しくは >> http://www.spirityogastudio.com/
スタジオ紹介動画も公開中! >> youtube