陰ヨガの特徴のひとつとして、ポーズの名前の独創性が挙げられる。”アザラシ”や”スワン”のように他のスタイルでも使われるポーズ名もあれば、”キャタピラ”(芋虫)や”ドラゴンフライ”(とんぼ)などポーズの形に着想を得た独創的なネーミングがつけられたポーズ名もある。既存のポーズ名を採用しないことで既存のアライメントルールを検証し、それぞれの骨格や体格にあったポーズの取り方を探求してもらいたい。陰ヨガの世界的第一人者、ポール・グリリー先生のそんな願いが反映されている。
ポール・グリリー先生から陰ヨガを学んだ、GORI宮下先生がレコメンドしてくれたのは、サドルポーズ。「スプタ・ヴィラーアーサナ」に見た目は似ているが、陰ヨガでは太もも前面のストレッチと腰に緩やかなカーブを取り戻すことを優先し、アライメントには拘らない。「胸から胃のあたりの緊張を緩めたい時、また胃のあたりに不快感のある時などに、すっきりとさせてくれるポーズです。疲労感がある時や、食べ過ぎてしまった時にもお勧めできるポーズです」(GORI先生)
膝に違和感がなく、太腿の前面にも腰にも心地よいストレッチが感じられない人は、ブロックを外して、背中が床に着くまで上体を倒していきましょう。3~5分ホールドしますので、ポーズの初めから無理をしないことが、すべての陰ヨガポーズの原則です。
膝を曲げて後ろに仰向けになると、膝に負担のかかる方、腰の反りがつらいという方は、ブロックを使うことで負担を軽くする事が出来ます。ボルスターでも代用できますが、ブロックを使うことで高さの微調整が可能です。猫背気味の方にも◎(モデル:柿沼 三恵子さん)
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TEL:03-3516-1196
日本瞑想ヨーガ協会会長の綿本彰先生が主宰する、綿本ヨーガスタジオは「心に効かせるヨガスタジオ」がコンセプトでクラスはすべて「瞑想」をベースに構成されている。詳しくは >> yoga.jp