インヨガ-ルが語る「陰ヨガ」の魅力

インヨガ-ルが語る「陰ヨガ」の魅力

【連載第一回】出会いはいつも偶然。これって、必然なのでしょうか?

綿本ヨーガスタジオで「陰ヒーリング」クラスを担当するGORI宮下先生、ヨガインストラクターでヨガワークスが発行する『YOGAPRESS』ライターである村上華子先生、ヨガスタジオ・ヨガマで「子宝ヨガ」を指導する西川尚美先生、「今日からはじめる陰ヨガ」編集者・長島恭子氏、日本語版DVD『ポール・グリリーに学ぶ陰ヨガ』プロジェクトマネージャーで翻訳アシスタントを務めたヨガワークス伊澤加菜子による陰ヨガ女子座談会が、銀座の某カフェにて行われました。


― きょうは、指導したり実践したりと、陰ヨガをヨガライフに取り入れられている「インヨガ―ル」の皆さんいお集まりいただきました。陰ヨガとの出会いとその第一印象はどのようなものでしたか。

GORI先生「出会いは2009年でした。年明けに、ビクター・チャン氏の陰ヨガティーチャーズ・トレーニングに申し込んでいたのですね。そして、2月に訪れたバリで、陰ヨガのレッスンを受講したんです。たまたまその翌日に『WSがあるから受けない?』と誘われたので、都合がつけられた1日だけ参加して、予定通りウブドへ移動したんです。なんと、そこでまた陰ヨガを受けることになって! 当時はまだ、ホールドが長いヨーガという印象が強かった。でも、身体が軽くなる感覚が心地よくて。シンクロに導かれるように、3月には東京でビクターチャン氏の陰ヨガティーチャーズ・トレーニングを受ける流れになりました」

― GORI先生のように、偶然に偶然が重なって、またそれが旅先だったりすると、運命を感じてしまいますね。村上先生はどうですか?

村上先生「最初から最後まで陰ポーズだけで構成された陰ヨガクラスを初体験したのが、2009年の8月でした。動かないのに退屈じゃなくて、不思議な感覚を受けたのを覚えています。その後、ポール先生のティーチャーズトレーニングの時にインタビューをさせてもらって、ポール先生の心の大きさを感じてますます陰ヨガに惹かれました。身体も大きいのですけどね(笑)」

長島さん「私も村上さんと同じ感覚でした。陰ヨガのレッスンを受講する前、編集者としての立場で陰ヨガの本を手に取った時は、実はピンとこなかったんです。クラスに出てからですね、ゆっくりなのに退屈しない感覚が面白いと感じられたのは。それから、GORI先生と陰ヨガの本を出すことに(笑)」

<写真>陰ヨガの分かりやすい指導に定評があるGORI宮下先生も「(出会った)当時はまだ、ホールドが長いヨーガという印象が強かった」と言う

― 陰ヨガでは、3分から5分、ゆるやかなポーズのホールドを繰り返すので、忙しい人でも心と身体にしっかりアクセスできる時間が持てますね。西川先生はいかがですか?

西川先生「ちょっと言うのがはばかれるのですが、”アメリカのヨガ”が好きなんですね、私。サラ・パワーズ先生を知った時、恋に落ちてしまった感覚でした。フォーリンラヴです(笑) サラ先生のイメージが、私にとってミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』のマリア先生そのもので。惚れ込んでしまって、3年連続でサラ先生の陰ヨガ指導者養成講座を受講しました。サラ先生からは、陰ヨガが結合組織の老廃物を解毒するという考え方や、瞑想、陰ヨガでの気づきについて教わりました。その後、2011年3月東京でポール先生の講座を受講したんです。素晴らしいとは聞いていたのですが、受講中、毎日が感動の連続で!ポール先生からは、実証に基づく陰ヨガの効用とその理由についてなど、しっかりと受け取ったという実感がありました」

― 魅力的な2人の先生との電撃的な出会い(笑)が、西川先生の陰ヨガライフをもたらしめたのですね。最後に伊澤さんにお尋ねします。

伊澤「2008年9月に綿本ヨーガスタジオとヨガワークスの共同開催で、30時間の陰ヨガTTを開催したのですが、その時に、トレーニングを見守りながら部屋の隅で体験したのが、陰ヨガとの出会いでした」


それぞれ違ったバックグラウンドを持つ5人が、それぞれのヨーガの道の途中で出会った陰ヨガ。出会いは偶然だったのか、それとも…。座談会は深い気付きの場へと化していきます。次回は、インヨガ―ルが語る陰ヨガとは?謎めく陰ヨガのヴェールをはがしていきます。