綿本ヨーガスタジオで「陰ヒーリング」クラスを担当するGORI宮下先生、ヨガインストラクターでヨガワークスが発行する『YOGAPRESS』ライターである村上華子先生、ヨガスタジオ・ヨガマで「子宝ヨガ」を指導する西川尚美先生、「今日からはじめる陰ヨガ」編集者・長島恭子氏、日本語版DVD『ポール・グリリーに学ぶ陰ヨガ』プロジェクトマネージャーで翻訳アシスタントを務めたヨガワークス伊澤加菜子による陰ヨガ女子座談会が、銀座の某カフェにて行われました。
― DVD『ポール・グリリーに学ぶ陰ヨガ』は、どのように活用されていますか?
西川先生「私は、このDVDが大好きで、かなりのヘビーユーザーです。ホームプラクティスのお気に入りは、股関節をほぐしてくれる”ヒップシリーズ”。そして、苦手意識があるんですが、今の私に必要かなと思っているのが”インファント(赤ちゃん)・シリーズ”です」
伊澤「”インファント・シリーズ”は、このDVDのために作られたスペシャルシークエンスだそうです。他のシリーズに比べると、陽の要素が強くて、終えるとシャキッとしますよね。たとえば、休日の午前中にプラクティスすると、元気に過ごせそうですね」
西川先生「でも、”インファント・シリーズ”をするようになってから、背中が滑らかに動くようになってきたんです。背骨周りにスペースができた感じがします」
伊澤「ゆりかごのポーズや、熊のポーズとか、ポール先生のネーミングセンスにも脱帽ですが、赤ちゃんがうつ伏せになることを覚えて、立ち上がれるようになる過程をなぞらえたという発想もユニークですよね。私たちが立てるようになるって、実は大変なプロセスだったんだと」
GORI先生「そういえば、ティーチャーズトレーニングの時に、ポール先生が赤ちゃんの歩き方、大人の歩き方、老人の歩き方を、演じて見せてくれて、一同大爆笑でした(笑)」
― 『ポール・グリリーに学ぶ陰ヨガ』の見どころは、やはり陰ヨガシリーズということになりますか?
<写真>禅問答のようなポール先生の語りに、励まされたり、笑ったりしながら、レッスンを誘導してもらうのが好きです。(伊澤)
西川先生「陰シリーズはもちろんいいのですが、”ウォーリアー”や”ゴールデン・シード”など陽のシークエンスも、おススメしたいところです。そして、綿本彰先生のナレーションが入ると、ポール先生が、ちょっとハンサムに見えるから、不思議です(笑)」
村上先生「夢の共演ですよね。ポール先生のトークを、綿本彰先生のナレーションで聞けるというのも、見どころ、あれ、聞きどころ?(笑)綿本彰先生の、言い回しや声のトーンが穏やかで、安心して身を委ねられるんです」
長島さん「昨日たまたま1枚目の”陰ヨガのセオリー”を再生しながら、デスクで仕事をしていたんです。そうしたら『座っている時の腰椎への負荷は、立っている時の4倍です』というフレーズが耳に入ってきたので、慌てて姿勢を正しました(笑)どんなエクササイズでもそうですが、実践だけだと継続が難しいので、効果やメカニズムを頭で理解しておくと、モチベーションが違いますよね。効果も体感しやすいと思います」
伊澤「どちらのDVDでも、ポール先生はずーっと話していますよね(笑)静かにポーズに浸りたい方のために、2枚目の陰ヨガシリーズには、音声を大幅に割愛できる”副音声機能”も付いていますが、私自身は、禅問答のようなポール先生のユニークな語りに、励まされたり、笑ったりしながら、レッスンを誘導してもらうのが、臨場感があって好きです」
村上先生「気持ちよく身を委ねながら油断していると、細かい解剖学の話しもでてきたりして、テーマの大小というか、トークのバランスが絶妙なんですよ。それから、陰ヨガの実践では、4人の生徒が出演していますよね。股関節が固い男性も出て来て、どんな骨格や柔軟性の人でも親しみやすい。陰ヨガの寛大さがよく出ていていいと思うんです」
5回に渡ってお届けしてきた陰ヨガ女子座談会は、いかがでしたか。インヨガールの語る陰ヨガは、5人5色にカラフルでした。そして、それぞれが陰ヨガを通して、感情とこころのあいだ、骨と皮膚のあいだ、こころとからだのあいだ、陰と陽のあいだに「スペース」を見出されているのが、印象的でした。インヨガールの皆さんも、インヨガールでない男性の皆さんも、どうぞご一緒に。- 完 –
GORI 宮下(ごり みやした)
ヨガインストラクター。1998年に人と関わる仕事をしたいと思いたち、整体の学校に通い始めたのがヨガへの一歩となり2001年に綿本彰からヨガ指導者資格を取得。2003年に指導を開始し綿本ヨーガスタジオにてパワーヨガ、陰ヨガなどの指導にあたる他、女性誌などのメディアを通してヨガの普及に努める。近著に『今日から始めるインヨガ』(主婦と生活社)がある。
村上 華子(むらかみ はなこ)
ヨガインストラクター・ライター。綿本彰氏の下でヨーガを学んだ後、2008年『HASYOGA銀座』を設立。YOGAYOMUやヨガワークス発行マンスリーレターYOGA PRESS等への執筆活動を通じて様々な角度からヨーガと向き合う。現在第一子を妊娠中。自身の妊娠を機に、マタニティヨガの指導や女性の心身に健やかさを育むヨーガの探求にも熱を注いでいる。
西川 尚美(にしかわ なおみ)
ヨガインストラクター。2006年に訪れたサンディエゴでヨガに出会い夢中に。2008年から「ハッピーじゃなきゃヨガじゃない!」をモットーに指導を始める。陰ヨガの世界的権威、ポール・グリリー氏に陰ヨガを学び、現在は、スタジオ「yoga-ma」で子宝ヨガ、骨盤ヨガ、陰ヨガなどを指導。著書「妊娠体質になる!子宝ヨガ」(大泉書店)が大反響を呼んでいる。
長島 恭子(ながしま きょうこ)
エディター、ライター。学生時代からサッカー専門誌の編集記者として取材活動をスタート。96年にフリーランスとなり、2005年、女性の美と健康をテーマにした雑誌『BODY+(ボディプラス)』を創刊。2007年、女性だけの編集チーム㈱Lush!を設立する。健康、ダイエット、美容、文化・芸能人のインタビューを軸に女性誌や単行本、ムック、PR誌を手掛ける。
伊澤 加菜子(いざわ かなこ)
ヨガワークス ブランドマネージャー。”ヨガするこころ、旅するきぶん。” をコンセプトにしたヨガプロダクツの開発を担当。2008年「ヨガエイド・チャレンジ」ジャパンローンチ、2011年「旅してヨガして日本の自然を守ろう」「ポール・グリリー陰ヨガTTC」などイベント・キャンペーンの企画に携わる。『ポール・グリリーに学ぶ陰ヨガ』DVDプロジェクト推進マネージャ兼日本語翻訳アシスタント。
聞き手:石垣 清香(いしがき さやか)
プランナー、ライター。世界中のウェルネスに関するニュース、トレンドをお知らせするサイト「ウェルネスクリエイション」、トレーナー&インストラクターのブログポータルサイト「ぴたトレ」主宰。世界中の日本女性レポーターからキャッチした最新情報をもとに、ヨガ、ウェルネス、フィットネスの「いま」を発信。ヨガ・ジャイロキネシス指導者。
国内で丁寧に作られたプロダクツ
熟練の職人による日本のものづくりが、ここちいいヨガをサポートします。
カーボンオフセットへの取り組み
ヨガマットバランスシリーズの製造や輸送で排出されるCO2排出量を基準に「温室効果ガス削減事業」へ出資しています。
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ヨーガをワーク(機能)させる存在でありたいと考えるヨガワークスの、ワーク・ライフバランスの形。
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