ヨガライター&ヨガインストラクターとして活躍するむらかみはなこさんが、プレママ時期(妊娠中)に役立つ呼吸法や、ママになってから取り入れたいヨガポーズなど、健やかなマタニティライフのためのヨガ的ヒントとともに、ヨガママンへの道をご紹介するコラム(全6回)のvol.3です。
瞬く間にお腹の大きさが増す妊娠後期は、ベイビーが自力で生きていくための器官をほぼ完成させ、頭を下げた姿勢でママンに会う準備をはじめています。ママンもベイビーと会える日を待ち遠しく思う反面・・・刻々と近づくお産のプレッシャーから不安が募ることも。また、妊娠後期に入ったママンのからだは、胸の下まで膨らんだ子宮が胃や肺を圧迫することで胸のつかえや動悸、息切れを起こしやすく、家事をするのにもひと苦労。揺れるこころと、重たいからだを抱えて「何もしたくない・・」なんて思うこともありますが、行動の制限から急激な体重増加も心配なところ。特に、臨月(妊娠36週~)からは、安産力を高めるヨガポーズを取り入れながら、積極的にからだを動かしましょう。今回は、骨盤底や内モモを開くことで、お産を楽にさせる『開脚のポーズ』をご紹介します。
骨盤底を締める感覚は、膣、または排尿中に尿の流れを止めるようなイメージ。
頻繁に起こるお腹の張りには「内モモのマッサージ」が◎。お腹の張りと密接な関係があるインナーマッスル”腸腰筋”は、こころの緊張が原因でも硬くなりがち。そこで、腸腰筋と連動している内モモの筋肉をほぐすことで、お腹の緊張がゆるみ、こころもほっこり和らぎますよ。リラックスタイムにぜひお試しください!(むらかみはなこ)